「世界寺子屋運動」チャリティーカット 【福岡の美容院】
世界には、貧困のため満足に食べられず、学ぶ機会が全くない人たちがいる。
ユネスコの「世界寺子屋運動」は、こうした途上国の人たちへ教育の機会創出を支援している。
福岡の美容院「アイム」のオーナーは、ボランティア団体の一員としてネパールとインドの奥地を訪問した経験から、2006年より毎年1回、この寺子屋運動のボランティアイベントを開催している。
第4回目のイベントは、10月12日に行われた。
カット1000円(子ども500円)の収益全額を寄付しており、今までの合計は25万円になるそうだ。
カット指導のボランティア 【愛知の美容院】
低料金でヘアカットを行い、その代金を寄付するボランティアは、全国各地の美容院で行われている。
しかし実際に、現地へボランティアで赴くほど、実行力やチャンスのある人は少ない。
愛知県の美容院に勤務する美容師のカンボジアでの活動が、読売新聞で報じられている。
カンボジアの自立支援施設「若者の家」に暮らす22歳までの16人の若者達に、ハサミの持ち方や動かし方を5日間ほど指導したそうだ。
人身売買の被害に遭ったり、貧しい家庭に育ったりした若者に、生きていく術として美容技術を身につけてもらうためだ。
この事業は、恵まれないアジアの青少年を支援しているNGO「国境なき子どもたち」と、化粧品や医薬部外品の輸入製造などを手がけるヘンケルジャパンのシュワルツコフ・プロフェッショナル事業部の協力で実現した。
養護学校でヘアカットのボランティア 【長野の美容院】
長野県の美容院「松島美容室」では、2005年から年に一度、伊那養護学校の児童・生徒にボランティアでヘアカットを行っている。
同美容院は、伊那市や駒ヶ根市を含め全部で5つの店舗を経営しており、その5店舗のスタッフ40人全員がボランティアに参加している。
障がいのある子どもは、美容院でじっとしていられないケースが多い。
だから、なかなか外で髪を切るのは、保護者にとって抵抗があるようだ。
そのため、保護者にも好評で年々希望者が増えているという。
また参加する美容院のスタッフも、様々なタイプの児童・生徒と接することは、良い経験になるに違いない。
きっとこれを契機に、来店する人も増えているハズだ。
■ 学園祭でチャリティーカット 【奈良の美容院】
奈良県の奈良産業大学の学園祭「第25回三室(みむろ)祭」が、2008年10月18・19両日に行われた。
多くの学生や市民が、さまざまなイベント・展示・お笑いライブなどで大いに盛り上がったそうだ。
イベントの中で特に好評だったのが、プロの美容師による「チャリティカット」。
生駒市の美容院「FEEL」が有料でヘアーカットを行い、収益は日本赤十字に寄付されたそうだ。
寄付された収益金の使い道の明細は誰にも分からない。
有効に活用されるのは、そのうちの何割なのだろう?
とか、そんな疑問を起こさせないボランティア団体はスゴイ。
美容師が障がい児施設でボランティア活動
障がいを持った人は、美容院や理髪店を利用しにくい。また、美容師も対応にとまどってしまう。
なぜなら、障がいは多種多様だし、特に知的な障がいのある子どもの行動は予測不可能だからだ。
とはいえ、美容師は障がい者に対しての最低限の知識や理解、そして経験は必要だと思う。
最近は、社員・従業員教育として、そのような施設でボランティア活動を行う美容院や理髪店は多い。
愛媛県松山市の知的障がい児の通園施設「市立ひまわり園」でも2008年9月22日、同市内の美容院「ヘアサークルジープ」の美容師12人が訪れ、ボランティアでヘアカットを行った。この活動は5年前から毎年行っているとのこと。
受け入れる施設側も、保護者などに美容院の宣伝など、何らかの形で「お返し」すべきだと思う。
「ギブ・アンド・テイクの精神」で良いじゃない?
そして、こうした活動を行う美容院が増え、美容師のスキルが向上すれば、いずれこんなボランティア活動なんて必要なくなる…なんて理想論だろうか?
その前に、こうした人を専門とする美容院や理髪店が出てくるのは、少し悲しい気がする…
美容師が「子どもヘアカット講師」で子育て支援
「餅は餅屋」という諺がある。
餅屋の技術のすごさを実感するには、自宅で餅をついて失敗するか、餅屋の餅と比較すれば一目瞭然。
美容院も同じで、プロの技術を知ってもらうには、言い方は悪いけど、美容院代をケチって自宅で「ミスカット」してもらうのが一番。
とはいえ、我が子の髪ぐらいは自宅で切ってやりたい。子どもならそんなに文句は言わないし…
2008年9月8日、愛知県知多郡の阿久比町子育て支援センターにて「簡単カット術女の子編」という講座が開かれた。
きっかけは、同センターのプレイルームを利用する母親の「美容院に行ってもじっとしていないので、家で髪を切られないものか」という声。同町阿久比の美容院「ヤチヨ・スール」の美容師2人がボランティアで講師を務めた。
当日は30組の親子が集まるほど大盛況だったそうだ。
潜在顧客を大量ゲットして、地域一番店を目指す美容院には良い企画では?
高齢者や障害者を対象にした神戸の訪問美容院
2008年3月に設立されたばかりの神戸の美容院「美癒(みゅう)」は、高齢者や障害者を対象にした訪問美容院だ。
設立のきっかけは、オーナーの身内に障害者がいて、日頃からサービスの不足を感じていたからなのだそうだ。
施術の最後には写真撮影を行い、後日には手紙でコンタクトをとる。
一般の店舗ではプライバシーの問題等で、なかなか実現できないサービスだ。訪問という営業形態だからこそ実現可能なサービスだとも言える。
そんな手厚いサービスが好評で、お客の約8割がリピーターなのだという。
また月に数日は福祉施設にて、無料カットのボランティアを行っているそうだ。最初は大変だろうが、効果的な営業活動となるのは間違いない。